top of page
All Posts
数値の背後にある「声」を診る ――内科医がAI故人を試みた理由
前回は、最先端技術を用いたグリーフケア(喪失の悲しみへのケア)への取り組みについてお話ししました。今回、糖尿病専門医である私が、なぜこの領域に踏み込み、医学論文の執筆や研究を進めようとするのか。その根幹にある気持ちを記したいと思います。 ■ 血糖値は「心の声」で変動する 私は、糖尿病専門医として患者様の血糖などの数値を診ています。しかし、数値は単独で存在するものではありません。愛する人を失った喪失感(グリーフ)は、身体にとって強烈なストレス要因となります。この「心の声」が発するストレスは、コルチゾールの分泌を促し、インスリン抵抗性を悪化させます。どんなに優れた投薬を行っても、心の安寧がなければ、内科的な血糖コントロールは極めて困難になります。 遺族が抱える悲しみは、単なる精神論ではなく、身体を蝕む「内科的疾患」の引き金と言えましょう。 ■ 「ガンダム世代」として語りたい、あるべき帰還の姿 ここで少し、私と同じ「ガンダム世代」の方々には伝わるであろう比喩を許して頂きたいです。あまりアニメ傾倒と思われるのは本意ではありませんが、この物語の結末には、私
Gen Fukuda
1 日前読了時間: 3分
技術は、人の痛みに寄り添う助けになる
最先端の生成AI技術を、単なる効率化の道具としてではなく、グリーフケア(喪失の悲しみへのケア) や メンタルヘルスにどう活かすか。医師としての視点、そして一人の人間としての実体験をもとに、その可能性をお話しさせていただきました。 2026年1月20日 放送NHK『クローズアップ現代』 テーマ:「AIでよみがえる“故人” 癒やしか依存か」 亡き妻との対話を通じ、喪失感とどう向き合い前を向くか。実践と心の変化について取材を受けました。 2025年9月23日 放送AbemaTV『Abema Prime』 テーマ:「故人をAIで再現することの是非と可能性」 スタジオの議論に参加し、医療者および当事者の立場から技術活用の倫理観と可能性につき発言しました。 2025年8月25日 放送NHK『サタデーウオッチ9』 特集:「デジタル時代の新たな弔い」 AI技術を活用した新たな供養の形として、院長の取り組みが紹介されました。 私は長年、透析医療や産業医活動を通じ、多くの患者様や働く方々が抱える「身体の辛さ」だけでなく、その奥にある「心の孤独」や「喪失感」に接してき
Gen Fukuda
1月27日読了時間: 2分
bottom of page